
読書ノートで読書体験を深める——記録する習慣が生む新たな気づき
こんにちは。大栗紙工のノートブランド「OGUNO」の中の人です。今日は「読書ノートの書き方」についてコラムを書きたいと思います。
読書をするのが好きな方ってたくさんいますよね?
僕も学生の頃はよく本を読んでました!ただ、社会人になってからはあまり…
気を取り直して(笑) せっかく楽しくいろんなことを学ぶことができる読書。その読書がより実りあるものになったら素敵ですよね!
そこで今回はより実りのある読書にするための「読書ノートの書き方」について説明していきたいと思います。
読書ノートをつけるメリット
「本を読んだはずなのに、内容をあまり覚えていない」という経験はありませんか?読んだばかりの時は覚えていても、時間が経つにつれて覚えている内容や知識は5割、2割、1割…とどんどん忘れてしまうと思います。仕方ありません!人間は忘れる生き物ですから!!笑 ただやっぱりもったいない。
読書ノートはそんな読書の“もったいなさ”を解消してくれる「心強いノート」です。
読んで終わりではなく、読んだ内容を記録し、思考を言語化することでアウトプットもでき、読書で得た知識や感情が自分の中に深く根づいていきます。
また、ノートに記録することで自分の傾向や興味の変化も見えるようになります。月ごとに読んだ本を振り返ったり、数年前の感想と今の考え方を比べてみたりすることで、自分自身の成長や思考の軌跡を確認することもできます。読書の記録は未来の自分への贈り物でもあるのです。
(少しノート屋さんの心の声が漏れると)お気に入りのノートやペンを使って記録すれば、文房具好きにとってはなおさら楽しみが広がります。
読んだ内容がしっかり頭と心に残り、書くことも楽しくなれば、読書の時間も自然と増えていくかもしれません。
読書ノートに記入する基本項目
読書ノートを始める際は、まず基本情報をしっかりと記録することが大切です。次のような項目を冒頭に書き留めておきましょう。
・書名
・著者名
・出版社・発行年
・読書を始めた日と読み終わった日
これらの情報は後から本を探し直すときや、同じ著者の別作品を読みたくなったときにも役立ちます。
そしてもう一つ大切なのが「この本から何を学びたいのか」「なぜこの本を読もうと思ったのか」という読書の“目的“や期待する“学び“を明確にすることです。たとえば「仕事のスキルを高めたい」「心を癒す言葉を見つけたい」「著者の考え方に触れてみたい」など、目的を意識するだけで読書の質がぐっと上がります。
なので、「この本を読む目的」も一緒に書き留めておきましょう!

読書中のメモと付箋の活用
読書ノートは、読み終えた後に書くだけでなく、読んでいる最中にも活用することでその効果がさらに高まります。
まずおすすめなのが付箋の活用です。
重要な箇所や気になった表現、心に響いたフレーズなどに付箋を貼っておけば、後で見返すときの手がかりになります。カラー付箋を使って「重要」「共感」「疑問」などに分類しておくと自分なりの読み方ができあがっていきます。
また、読書中に浮かんだ疑問や感想をその場で簡潔にメモしておくのも効果的です。
先ほどの付箋に直接書けば見返したときに気になった箇所とその内容がすぐにわかるようになりますよ!「ここは納得がいかない」「この考え方は新鮮」など、思考や感情の記録を残しておくことで読み終えた後の振り返りがスムーズになります。

読後の要約と感想のまとめ方
本を読み終えたら、まずは内容を自分の言葉で要約してみましょう。
「この本を一言で言うと?」「どんなメッセージを受け取った?」などを意識して書くことで、この本から何を得たかを確認することもできます。
心に残った言葉や印象的なフレーズをそのまま書き記しておくのもおすすめです。
後から読み返したときに、当時の感情や気づきが鮮明によみがえります。
さらに、読み終えた後の「感想」や「学んだこと」は、できるだけ具体的に記録してみましょう。
「これから○○を実践してみたい」「自分の考えと照らし合わせるとどう感じたか」というように、具体的に考えイメージすることで、読書が単なる情報収集で終わらず行動や思考に影響を与えるようになります。


読書ノートを活用した自己成長
読書ノートの真価は、書いた後に読み返すことで発揮されます。時間をおいてノートを読み返すことで、当時の自分の視点や考え方が客観的に見えてきます。
さらに、再び読み返すことによって新たな発見が生まれることも少なくありません。
また、読書で得た知識を生活や仕事にどう活かすかを意識して記録することで、「読んで終わり」ではなく、「実際に使える知識」に変えることができます。
そうすることでより実りのある読書となります。
たとえばビジネス書で学んだスキルを仕事に応用したり、小説から得た感情の動きを対人関係に活かしたりと、読書ノートは知識と行動をつなぐ架け橋になってくれます。
まとめ
読書ノートは、読書という体験をより豊かに、そして自分らしく記録するための大切なノートです。
読んだ内容を「書いて」「振り返って」「活かす」ことで、知識は深まり人生に新たな視点が加わっていきます。
長々と書いてきましたが、決まったルールや書き方はありません。
お気に入りのノートやペンを使って、心のおもむくままに書き留めていきましょう。
それが読書ノートを続ける秘訣です!
あなた自身の感性と歩みを映し出す世界にひとつだけの読書ノートが、これからのあなたの読書人生をもっと豊かにしてくれるはずです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ご興味を持っていただけたら、ぜひ一緒に「読書ノート」を書いていきましょう!僕も楽しく書き続けていきます!